師団長倉同席上会長の口演要旨
大正十四年六月十二日於東京借行社
今回諸国最会議に御答集の各位が御製化中を特に本会の為め貴重なる数
国間を割かれ茲に御会同を得たことは誠に光栄至極でありまして厚く感
闘謝する。謝する。謝す
諸社本所の通り本会多知の通り本会多
偖御承知の通り本会多年の宿察でありました規約の大改正も幸ひ各位御
援助の下に先般之を実現することが出来ましたこれに就ても会長として
非常に満足を感ずると共に各位の御配慮を厚く感謝する次第であります
此際二、三氣付きの事柄を申述べて各位の御参考に供し又
して、ことます
★最立に關しては一方ならぬ御配慮の下に著々實行されて
りますが、直接の御関係がありますので将来一層の御
大勢であります
規約の改正に伴ひまして、帝国在郷軍人会財団なる法人が組織され
ました、之に依りて本会の基礎が一層参円になつた訳であります、
何卒御承知置きの程を願ひます
御下賜金の分配は目下夫々手續中でありますが之を分配した後の度
置に就ては何分の御指縛を願ひ、厚き御思召を徹底せしめ度く存じ
ます
本年十月下旬は全国大会を京阪地方に於て舉行致し度いと存じます
何卒御発同を御願ひ致します、尚ほ之を特に京阪方面に於て撃行す
るといふことは本会成立に就て深く御影念あらせられたる明治大
帝の桃山御陵に奉告することが此際極めて意義あることゝ信ずるか
あります
之に就きましては右開体地方面の師団長各位には殊更御尽力を願は
九
なければならゐのでありますが他の師国長各位に於かれても御力滅
へを願ひたいのであります
以上は単に著しき二三の事柄に就て種橋を申上げたのでありますが尚
理事者から若干補足陳速させますから御聞取の程を願ひます
変するに本会発展の為めには今後倍々御高配に預らねばならないのであ
ります御本務の外に甚だ御迷惑とは存じますが何卒御援助下さる様災々
も御願致す次第でありまず
◇◇槪◇◇演上永沼橋上永沼理楽口連望
大正十四年六月十二日於東京京信行社
命ニヨリマシテ、只今宵長間下ヨリ相違ヘニナリマシタル主要項
キ若干數行致シマシテ各間下ノ御演解ヲ得タイト存ジマス
隔合支都合支部ニ関スル件
監職合支部新設ノ主ナル由ハ既ニ御承知ノ如ク
本部ノ指場単位ヲ減少シテ支部ノ統一、指導ヲ適切且敏活ナラシム
ルコト
りせ
尚将来在郷軍人会ヲシテ進テ未敎育補充兵及青少年団員ノ軍事調練
ヲ施行セシムルニ適確ナル指響監督ヲ爲サシメントスルニアルト其
官制上ニ基ク監督系統ト同一ナラシメテ發後處チ有利ナラシムルコト
地方官憲トノ聯絡憫和ヲ期スル為メニモ効果ヲ更ニ大ナラシムルマ
等ノ事ヲ考慮サレタルモノニシテ、條文ニ書キ上ケマスレハ或ハ或ハ頗ハ
シキ様ナ御感ジガナサレマスカモ知レマセヌガ實際ノ實務ニ於キマシテ
ハ、単ニ四個ノ支部チ統轄シテ行クト云フ意味ニ於テ、書類ノ如キキモ七
部分ハ支部ヨリ購合支部ヲ經出シテ出ルトイフ位ノ程度ニ致シ極メテ鉱
権ノ取扱ヒニ致シ○出来得ル限リ御手数ヲ省キ御面倒ヲカケヌ所在テ居
リマスカラ、御迷惑ノ次第トハ存ジマスルガ、宜シク御配慮ノ程ヲ御触
ヒ致シマス。
財団ニ関スル件
財國法人帝國在編軍人會時団設立ノコトハ昨年十二月三日附申請致シマ
シテ、本年四月九日ニ至リ陸、海軍、内務、文部ノ四大臣運営ノ許可チ
此ノ財団ノ目的ハ本会ノ事業ヲ借助シ其ノ発達ヲ助成スルニアリマシテ
事業トシテハ
本会ノ経費ノ経費ヲ補助スルコト
第三日本會ノ委託ニヨリテ財産ヲ保管スルコト
本會ニ關スル後援事業ヲ助成スルコト
マリ本会ト財団トハ一身同体的ノ性質ノモノナルガ故
響ノ役員ヲ以テ之ニ充テテアルノデアリマス。
處ヘキ賣座ハ從來、本部ノ資産トシテ所有シテオリ
第一回武拾五萬円ト本部所有ノ殖物トデアリマス、之レガ財
御知賣物ニ於ケル資産デアリマス
等伝染会所要ノ経費ハ総テ此ノ財団カラ供給ヲ受ケル次第デアリマス。
又本年度カラ向フ十ケ年ニ亘リ報編会ヨリ年々拾萬円ヲ本部活動資金ト
シテ寄届サレルコトニナリマシタノデ、本部財或ハ當分安定ヲ得タ様ナ
姿ニハナリマシタガ、将来会ノ発涙ト共ニ更ニ何等カ盡策スル所ガナケ
レバナラヌモノト信ジマス。
御下賜金ニ關スル件
本年一月一日現在ノ分会数
第一六月十日迄ニ分配ヲ了リタル分会数
一三、一〇
六、三五七
金類ハ實ニ微々タルモノデハアリマスガ、之レヲ被心トシテ永久ニ灌六ツ
キ思召ヲ奉體サセタキモノト思ヒマスノデ、之レハ必ズシモ、其儘保存
スルノ意味合デハナクシテ、此ノ御下賜金ヲ治ネク頑賜セラレタル精神
ヲ失ハヌ様、地方地方ノ実情ニ應ジテ適宜ニ底堕セシメラレタキモノト
思ヒマス、何全宜敷御配慮ノ程ヲ願ヒマス
分配ハ遲クモ七月中ニハ全部完了セシムベク、當事者ハ目下橋力骨ヲ折
テ居ル次第デアリマス
一一十國会ニ關スル件
此事ノ起リハ、本年二月ニ於ケル第一回本会評議會ニ於テ提出サレタル
應議察スルノ一ニ挙ケレタノデアリマスノニ基キマスノデアリ
マス
最初評議員等ガ、コノ建講案ヲ提出致シマシタ時ノ心持ハ、本部其外
一手ヲ煩ハサズニ分會相互ノ間ニ連絡ヲ取リテ全國的ニ舉行シタキ
シカツタノデアリマスガ、斯ル事柄ガ中々容易ニ實行シ得ラルベ
デナイコトハ當然ナノデ、ソノ當然ノ感行トシテ、本部主僅ノ下
之ヲ實行シテ貰ヒタイト云フコトニ結局ナツタノデアリマス。
ソコデ、本部主僅ト云フコトミナレバ、茲ニ随然タル意義アル會合トナ
サネバナラズ、ソレニハ先ヅ是非トモ各區國長間下ノ御徒同ヲ得、殊ニ
関縣地方ノ師國長各位ニハ多大ノ御援助ト御邊力ヲ仰カネバ、實行ハ不
可能デアリマスノデ、特ニ會長閣下ヨリ御發圖ヲ御願ヒ申上ゲタコトト
存シマス。
而シテ本來ナラバ之ヲ實行スルコトノ、可否ニ就テ予メ御協資ヲ得タ後
チニ決定スベキガ版字デアリマスルナレドモ、一方ノツビキナラズ関係
ガ生シタノデアリマス、ソレハ総熱宮殿下が今秋赤十字社ノ御用務ニテ
京阪方面ニ御成リニナリマスコトガ、確定サレテ居リ、本会ニ於テ大會
也