れ共今において行方しれず。今暫く
の御用捨をツヽにそのもそのもやならぬ皇子御
心をかけあれし桂姫枝々催位有といへ
共とやかくといひ通し相模守之事／貴
族の威勢あぶきに似たりと以ていての外御
憤録がなくば掴姫姫首にしておましなされ
とのつ引させぬ釘鋳胸にひつしと荻の
方途方儀に可＿レ出不＿二神歟となたの
間には初きが忍んで明子立聞共しら
ず御臺は涙を払ひ迚も手詰に或