もなし只途所ながら暇乞一品ひにと
いひさして詞なかく〳〵取出す用意の
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ミイトヲ
褥四隅山は五分檜の一本事￣ヲ尋＿一本も待
間やかげのふの哀れはかなきあ判を
凡帳の影故采女之助かゝる難義も
我故と思へど出るにも出れぬ時宜
千々に心をくるしめる思ひは。同じ母
親が是が冥途の哥と思へどいとゞ
せきのぼす胸は子故の五月闇あや
めもわかぬくもり数人種々と呼出す。