のふ娘御上使への御馳走に。日比手孫の
双六を御目にかきや一世一度の曠藝
なれば。二人共に大事にかけ。どちらも負
てたもんなやとわつてはいはぬ親心かたへ
の盤を引よせて。是が此世の別れか
とこへば直す手手手もたゆる例の例の
錦袋の紐をとく〳〵とさいの河原に此
世から積石数も姉妹の年も重目
に持浅草に筒を取がはし腹手引手も
觸手ならず切つきられつ修羅道の寺し