武士下野の国那須野の何某為入
有て所領に離れ当地へ立越さまふ中
女房が初産うみ落したは女の／浪々の
身の悲され此龍の鍬形相堪て五条坂
のほとりに捨置しる程なく寿も世を
去て愛年月を送りし内。品はず皇
子の見出しに預り。当家に伝へる獅子五
の剱盗取て得させなば。ひつかどの侍るに
取立んとの頼み。実数のたと忍び入／奪ひ
取たはたはこれ此鷲塚等は御屋敷の歌に