目がくれ悪人の皇子に従ひ祇恵
無道分程邪見の心にも。忘のかたきは恩
愛の権し娘はいかぞと。／等にし煩ふ折も
折の前御台の御物語聞て時の
其嬉しさ周身のおるに父かはい給はる
お慈悲レ-心致がたし共嬉し共嬉し共。何の有
べきぞ。須弥より高き御厚恩万が一も
報ぜずして。しらぬ事とは言ながらお
家に仇する人でなしたとへ鬼高田の身
にもせよ。初花姫の御筒に何と。母がれ