間。しつこいとや中の口也。も待てくれ
女共ゟ物囉ひ。お豆がほしくばなぜ哥を
諷はぬぞ。願びの筋も何なりと諷ふて
聞せと夫の手前いつとの間なと浮
たきあはとは名と野実が名ぶりの母
の前琴の組とは引くて露命を慎思ぐ
古原卿皮も破し三味線の罰も家外
も顔をお願ひ申ける。今のうき身の
恥しさ父上や母娘のお気に背さし
報ひにて二世の夫卿も引取つふれ泣つふし