中を隔る白妙も天道様のおにくしみ
受し此身はいとはいとはねど。御聞ねばなん
ぼでも。いなぬ〳〵と泣声も嵐らず。空
に埋れて。聞へ聞へぬ父と。恨泣す第〳〵に
ありつもる。寒気に凡も軽切。持病
の積の差込でかつぱと轉へばお君は
うろ〳〵。さする背中も釘氷浸かた手
に我着物。一重をぬつで両親に着せ
てしかんほり白￣ツ宿をすくふて口に
含ますれば。漸に顔を上￣レは。いゑもふ