に達すべしと冠け高くしつくと心
流て立出る衣紋に暮風ならで
斎や聞ゆる鐘の声にいぶかしと立戻つ。
辺に心目を配る。一三の／一二の屋隔くに／隔くに心隔くに。隔て
太鼓の音の嘘￣ケめしぎや此時に
陣鐘を打立るは何者成ぞとふりとふり
の内ゟ高らかに八幡太郎是に返奥
州の夷安倍良任に見参せんと立
出給ふ御大将。続てかけ寄二人の組弓
さしつたつど身をかへしをつたりけり