夫の心はしらね共母の情の有がやきけがゆが遊はすなと計にて
共に涙にむせびいつかんき亀しさつてさゝ御ふん御尤まつ。まつつく
妻無法にあらず狂気にもひのすりきの人のつなるより某を
めし。此皆本よつ和藤内と云ゑせしやうはく下れつの方
を以て。雷倭軍術やましく。こののをかたむけ病ひせに
ひるがさへと此云に後るるはれが詞ならんならんと数千人の諸こな。
中より。此はんきをなり出されざんだ将軍の皮にんし。十万騎を
給はる。和藤内を我生めし兄弟と今迄は。爰にもしらず。きやつ日
なにつたへけ梅とゆかははかんやんを出将ひなら孝とやらんが勇有
共。我又孔明るはたにわけへんぽんくいこうのかくつすれをかん或
に追ておいまくり。和藤内がたかやき首ひんざにて来らんと広
言はきし某が一太刀も合せず矢の一本もはなさす。ぬ〳〵