なきつせのみぢ葉とかき世のあきをせきくだし共
にそれたるかたかたも紅くる遠水の落て黄沙のなが
れのす平和藤内がんとうに蒙おかつき座をしめ
て。しゆる二夕の川水に心を付んのおも。なもむ三ぼう
へにかながり。扨はのぞみはかなはぬ味方もせぬかんため
に母はあづけおれずと踏出す足の早瀬川なけれを
とめて行さきへの塩をとびこへ。塀をのつこへまがきすい垣
沸ゆふり。かんさが堀の具の堀泉道にこそ着にけれ先
母はあはおん嬉やと飛上ついまめの縄引切ざりかんさが
まへに立ばたかつかつ。五しやわんかんだといふひけとうしんはわ
ぬたな呑も地にもたまひとつの母に縄がけたは。なれ
おのれと／奉つつ味方に頼ため成にもつてみ有