てん覚悟をきはめしまだへそろにおとろくれざ金やか女
くるしけに。母上は日本の国の国の恥をかはしに殺すまいとなさるれ
ど我命をおしみて親兄弟を見つかずば唐士の国の国の恥とかう
なる上は女に心ひかさる人のそゆれは。さも有ましかんたまし
兄弟の味方して。巧々共成てたへくにもかくと告てたべもの
いかせて下さるなくるいいへいとはろにてきべ〴〵と。こそ成にけれ
かんき涙をあかくしもて久た〳〵。自害をむにはさせまいにはせまへし
か前にかいをさけ。それがし元襖明朝風下。其味方かべ
き身の女の縁にまよひしとぞくなんを憚つとに我妾只今
死をもつて義をすむる上はなきよく御味方大将軍とあふき
しよこうれになぞらへ御名を改延平王国性籠ていせいせ
／号しやうぞく召せ奉入と。武運ひ玉。思つのふたのふたの