錦羅綾の袂緋のしや無く。しやうはの冠云けん一／暫
さんごはくの石のおび。はやの銀金をみかき衣美さつと指
かゝれば。十万￣ニ余騎のくんぴやうの類は人の籏吹。吹出す
たて鉾弓鉄炮鎧の袖をつねは。くはいけい山に名門の再ひ
出たるこ三母は大声馬わひ。姥やほふのみやあれ見や
きんしやう本御める命をすてしゆへ親子の本望暫したり詞
子とおもへど天下のほんもう此釼は九分なれど四百
一余州をおさまる自害此うへに母がくては始のことは始のことば
きよごろと成再ひ日本の国の恥をひきおこすこすこす
の釼を追ていへていへはと実たつる。人々是はと立さはげ
ばア奇／奇まべくとはつたとにかみ。かんき国性父の
や娘のくき詩をもかならず歎くな恐むな。たつたつた