いづくへやつたり有やうにぬかせ〳〵と目をむすに出しいかりの／名食
つれ〴〵と。つらめしそふにおながめ。申とゝ。うきよにうまれた人ごとによくを
しらぬはなけれ共。お所のやうにかたまり。仏共／徳太郎きまへす人は
死ふがたをれふが。我さへたけれかまはぬことゆへかつねのうよく非道
有ふ事は源氏の大将。義興をたはかつてむさ〳〵ところたる其大将。
つか我子にむくひ。よひにとまりしたびのおた。もみね。とはつめしす。
久ひらいや道ふりにろしながらめのまより。御代をやすべしやいせ
のとがめ。義。衣魚のにいかるにて。もんせつやしもそふてはしもしゆゑちの
やみさいれけば六蔵を追出し。一間へ給へ如くとなげさしに義。今様の
おつしやるには。是をころせし頓兵衛が娘ゆへ此世でそふ事ならね共
物と一所でないといふ。いふの功を立るならみのいでそいでそいふとおつた
其一公がわしや路に。此内に出立ては。お身の上もなるなく。た
いのわけを打得て。月の出ぬ間をふねに。船にておとし参らせと。
より頓兵衛しだんだふみ娘がもとゞり引つかみヱヽおのれは〳〵〳〵くふ