なんなく舟をのる付てくかへ飛おりかけ出すつみのかけよりかう
しやうに。アゝ新田小太郎義今是に有びつ。ふめ待とよびかけ
られ頓兵衛は立けれはすつくと立て義岑公。げんさいの敵
見のかすべきやつならねど思ふて助けぬおなれがいのあらせつ
なる心ざしにめで。されの命助けしにおつかけ来るふてき者もふるさ
れずと抜はなせば。ハアリ飛で火に入なつの虫乗て出ては百年
すをも有て下々はひ何とかしけ久須兵衛がんまづく所を義みね公ね公。
付入て取て組ふせ首をかゝする所へ台を引さけ六蔵かさけ六蔵がア笑
峯‾親方ころたは此女民女只一思ひとしめ付るがよろたるみを見持
返て頓兵衛がふむやらけるやるたゞくやう。六蔵がががががが人の奴原
なぶるごろしにてくれんとがいと水棹のわわさは打。君をと義みね公
蔵はくるきこへ限り力。はいろめづがいつそとゞめの〽思ひ今がたいご
くはつねんとふつ上る間もあらふしきやいづくゟ廿六日の者二人かのとふへ
ゐぬかれて。其侭息はたへえてたる義天台はおき上つお前におけず