よふ似た面さしの若や安れ屋の煩臓二人つ手前はづかふから
濡衣此裏作とやういふ人をそなたはと金を付るが米やい
のこる人で有ふがつよりアリお娘と哀事がだつたつたへんやおいら
私ども隠しやんな今のそのそれに忍ひ立給といふ様といらい
中がいつと思ひも音ぬ詞に拘り。お姫つぱつぱつかない
の人にこそれあつつなたに／分浄い。けるかとるかゝをふでも
そなたのしるべの人ハェイエそれ共なんとそりとひのお手つ目をかすぬ
忍び男を拵へるは勿体ないと申年でござりますますらすや要
いへでなく。ぬゆでもないくならどいぞ今から自を。ゑゆがつておもなる様に
押付侍るゝ嫁を頼むは満衣のよと夕日まつて顔に袖のてな
なりし其風情ならがゝお姫君さねば。まだおゐる逸と思ひの外
五それたゝつの裏作殿を。サア見初たが恋路へし始め。後共云々