は陸浪の切所油断して不覚をきのからすると勇をん
でかけり行跡に。不審は金垣姫と姫聞〳〵しい金の丞様
何事やらんと尋ればあれこそは武田勝頼朝行をつく数何
勝頼様を討手を。ことはそもいかに酒ゆへにと。驚き人をめ
たとねめ付諸訪法性の類を盗み出さへ今始かたくみ
めかげにて聞たる故衛領にますにまつて。母を待て詞を待て詞て
しめし合せし討手の手のねつゝェイそんつる命の詞をいとの者勝
頼様を殺さんいゆる。アイつと云にとふど伏取ふはいふかなる事に
なれば過去あひし我更に再び逢ば優の響きと悦んで居
た物を又も別れに成事は何の因果ぞ情あやまつお
慈妓にお命をどふぞ助けて給はれとくどき暑しとくとい
やする武田方のぬもの慢さにさふと宿ふても神通力