いつの間に。おれや最前がいやたんたんと聞へ来たがたがたがたより
辺は敵￣イかたい約束の男が有故爰を／火
ぞや〳〵。ちてる其田舎娘を知て居聞けるといふ心得
まいてい〳〵。きいふ浅草で拘へて戻るにいいい
なひりかたしいが今の咄しいたしでもなしでもなし聞ぬても
まれたる故くぬと突を懐田湊へつ兄／弟謙蔵つ
鏡迄引てる〳〵はつしつていと違ふく物ハ呉服物資財
皆此鏡龍蔵門鏡に移る二人の顔。似たり花数あやりきあやめ
劇卒其五八反の暗き夜に敵を付た曽我兄弟彼僧
本門数我物語り爰に立合こそ産おれが読てとす。
光陰惜むべき時人を待ざる待ざる理の日間間程發出ぬは月日
重なりて一￣トまん此十三歳になりにけり。まり。河津浪