祐重といふ名悪男者大名の見付てさへて二分戦
頃よりもあひすれたれた親の歌なみていいいつねてなければ。
うれぬものじや￣ツェメスじや喜左衛門後家老いつれる人が
曽我の太郎祐信殿二度門嫁入せられと許へせ
目手の箱生丸を廻し件に坊主に坊主にせやといふも
敵手負淡路等油断返事往生年月の驚改巷無念
に／惜いねつ取てう。長きなんぼも花の狂言にいき
で仕て見せる。経蔵の祐仰付不思祖にけずらずつ芝ふ
と。後ろゆひさゝれたも。兄弟の子供衆に実父の歌が
討せたび武士つ岩臥地これや是陰徳といふ木成￣ノ木本の上
鬼王庄吉左衛門といふて伊藤家の老臣は有て糺にな
子供衆に昼は終日叔術術稽古夜は夜もすがら机