論
通
第八
起臥鉄飽賢愚富資老幼数問恥
覚芸講厭急緩走歩断疲無益
有判珍賤卉葉
朝は五時に起き夜は十時に臥す○働く時は労を厭
はず食する時は飽くを求めず○賢き人間
には事を習ひ愚なる人には物を教ふ○用
図
らぬ事は知りたる人に問ふを恥ぢず覚えし
芸は覚え響に論ふるを厭はず○急に走るときは速けれども
断くことあり緩く歩むときは遅けれども疲るゝこと少し○無
第九
連
歌
図
文部省
前後左右勉惰難易早遅破堅固
長短-弱優劣酬剛柔曲折概逆
すべての事前にのみいそげば後は。おおろそかになり左をの
みあぐれば右は必ひきくなる○勉むるとは悟らぬこと悟らぬこと
るとは勉めぬこと○勉むるときはかたきはかたき事も成り易
陥る時は易きことも成り難し○早く成るものは破れら
すく遅く成るものは堅固なり○長きにほこれは反りて
短きに劣る事あり弱きを守れば遂に强きに優るときあ
○剛きものは折ることあり菜なるものは曲ることあり標
まず折れざるは剛の徳曲らず逆らはざるは柔の徳なり