錦葵の花
は蜀□よ
□□□□□□□□
りになる
葵に類多し蜀葵は花美にして大なる是なり、花
小く形桜花の如きは、錦葵なり、錦燕より更に小
か冬英よ
りになる
ル
く、花白くして紫絞あるは冬葵なり、又加茂山の
葵と、向日葵は、別種にして、其名を同しくせる者
のみ
趣詫の瓢
蕈と異な
るハ如何
なる処ぞ
第四十一
牽牛花は奇品年毎に出つ蒔きて変ずるが故な
り、其花朝に開くを以て朝顔と稱ふ故子花は多
く野生す、其花午前十時より開く、皆開花の時を
以て名を異にす、然れども趣は其類大に別な
り、実長きを夕顔といひ、実に約あるを瓢箪とい
ひ、円なるを絶といふ、并に其花薄暮に開く、是其
夕顔の名ある所以なり
第四十二
山に自生するを百合と
いふ、花葉共に小くして
其花朱、或黄なる者は、姫
根を食ふ
百合ハ何
と名つく
るや
百合なり、根を菜とし食
ふ者は鬼百合なり、其他
琉球百合さらさゆり。