いふ
第五十二
蝦／山蛤
ハ別か同
種か
形大にして腹大なるを蟾蜍といひ色黒くして
病多く臭気あるを蝦蟇といふ、形小にして水中
に棲み聒く鳴く者は蛙なり、並に其初は蚌蚌に
て漸々尾を脱し手足を生す、又雨蛤山蛤あり是
其足に珠ありて較種類を別にす、
第五十三
蝶線平宮
石竜子の
別如何
古より混れ易くして、大に異なる者は螻蠣、守宮
石竜子なり、色淡黒く屋の壁間等に居るは、守宮
なり蛇に似たる鱗ありて褐色或は緑色なるは、
石竜子なり、水に棲みて色黒く、腹赤きは螺な
候へ
百端は何
より生す
るや
第五十四
蟻は春暖の時より、土上に出て、秋末食を貯へて、
土中に蟄す赤蟻、黒蟻等、種類多し白蟻は、朽木の
中より生し蟻に似て色白し後四羽を生して飛
ふ、然れども、再羽を脱して、地上を行く、
第五十五
蟲類多しといへども薬材に用ゐる外は、大抵人