綿羊の毛
は何に用
ゐる
も舶来あれども、未多からず、只綿羊は頗る多し
毛織に用ゐるを以てなり、豕も舶来の種ありて
其類差多し、只野猪のみは、山野に多くして田稼
を損じ、人の害をなす、
禁狼の別
如何
第八十四
殊は山中に棲む胸に似て痩たり、其外麻骨の如
く窪あり、狼は啄長く口大にして耳小く、脚に鏤
あり、毛色多くは淡き赤褐色なり、并に他獣を食
ひ人を害す、但狼肉は食ふへくして、肘肉は食ふ
へからず、
第八十五
狐は毛色黄赤色を常とすれども又白黒等の異
あり尾析きつねと称するは、其大さの如くに
虎狸猫狸
の形状如
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して躁あり狸も亦類多し頭痩せて狐の如きを
虎狸といひ頭円く猫に似たるを猫狸といふ又
貉も同類なり、狸に似て頭尖り、鼻出て目青し端
も亦此類なり、狸より肥て淡黒く脊に黒条あり、
第八十六
黒色にして形にく、尾を衒みて多く連行するを
瀧廳といひ形小く手長くして土中に棲むを胸