実を結ふ
ハ如何
と称する
梅ぞ
梅は、花の清香を賞し、實の酸味を食用とす、然れ
ども花を賞すべきは、重弁にして実少く、実を主
とするは、白花単弁にして、野梅といふ者なり、瓦
杏は何に
似たる板
ぞ
に得失ある事、猶桃の如し、其種類三百餘種に至
る杏は、樹葉梅に似て花淡紅なり、是亦梅の類な
りは
第十三
実熟して赤きは常の季なり、熟すれども、白く青
きをば、青李といふ共に春小き五弁の白花積り
開きて、実を結ふ事諸果より夥し、故に其字も木
の下に子を書せり、其味酸きを以て、酸桃と呼べ
るなり
李の花は
何時さき
ていかな
に花ぞ
第十四
梨は、枝を撓めて、架に作
り、花多ければ、之を摘み
去り、紙の袋を以て其実
を覆ひ、養ひ成す事頗心
力を労す、柿は枝に置て
熟せしむるを木醂とい
ひ。酒気に薫じて。酔たる