茶を伝へ
しは誰ぞ
屈めしは
詳ぞ
を伝へ僧明恵これを播き植ゑてより、其製漸く
精しくなれり、今に至りては、製せざる地なしと
いへども、旧に仍りて山城宇治の産を最とす其
花茶梅に似て、小く、色白
大火
己公
くして微し黄を帯ふ秋
の末に開き後実を結ふ
これを採りて種植す、
第二十五
山茶は、茶の類にして、花
を賞する者なり、秋冬よ
つはきに
り花ありと雖春に至り
何故椿字
を用ゐる
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て多く開く、故に椿字を
用ゐ来れり、支那の香椿
とは別なり、其花多種にして三百品に過く、又茶
梅あり、同類にして亦多種あり、此花和産を最と
す、故に西洋各国皆和名を以て通ず、
橘柳の別
如何
第二十六
枝細くして下に垂るゝを柳といひ枝粗して上
に揚るを、水揚といふ、柳に宮柳、垂柳の別あり、水
楊に蒲楊、白桜の異あり、蒲楊は第大にして幹太