給ひしに因れり且鮎字は
の作れる所以なり、此魚
河水に生じて下り、秋の
一る末河に泝り、子を草石の
間に産み、再ひ下りて死
す、故に年魚といふ、
第六十二
鯔の大小
其名如何
鯔は、早春より水田小溝の
中に生育すそれより河の
水に出つ、二寸許なるをおぼこと稱す、洲走りと
の類類幾
種かある
称へ鮮魚と称ふる、皆成長に由て、名を異にせる
なり、其至て大なるを鯔といふ、河海に在りて、年
を経し者なり、一種赤目烏と称するあり、形相似
て其目赤し麺を取りて鱗を作る是なり
第六十三
海産の魚は鯛を最とす故に我国にては慶賀盛
饗必これを須つ、此故に鯛の名を冒す魚八十余
種に至る、然れども皆別類にして、形味共に大異
なり、只甘鯛糸より鯛、及黒鯛等、鯛類にして、味も
亦これに亞く者なり、