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の
四
る。而して此虫の卵子は前記の如く奇妙にも一度は必ず中
間宿主たる牛。豚。飯。鯨等の腹中に入らでは辨化し得ざる
ものなれば。人の條虫の害を被るは實に之等の中間宿主た
る動物の肉を善く煮点せずして食ふに因る。
種類
我邦にては通常三種の條虫あり。一を有銅修
画「昔………目と云ひ。一を無銅條虫「巨点・ロ・巨三・・・と
云ひ他の一を広飾製頭條虫ごきゐと云ふ
圖參照」無銅裂頭の二種は本剤を以て泄除する事極めて容
易なれ共有銅篠虫に至りては極めて困難にして其寄生の
久しきや遂に人体を化して中間宿主となし。其幼虫は皮廣
蔵。眼。其他種々の職器中に発育を營み諸種の障害を惹起す
るに至る故に何種の篠虫に拘らす其發生を認知したる時
は速かに本剤を服用して其害を未然に防がれよかし
病状
●航條虫体内に發生きたる時は如何なる症狀
呈するやと云ふにぞは甚だ種々にして一定せざれ共大概
は下の如し。
全身倦脱、神思抑鬱、消化不良、食思缺乏、食思亢進
大便秘結、下痢、疝痛、頭痛、逆上、眩暈、酸孔散大
鼻内掻澤等
以上の外時々虫節を排泄するのみにて異状なきもあり。時
ありて催す腹痛。理由なき嘔吐を来す事あり。或は又耳鳴心
釋亢進。神經過敏。甚しきに至りては癲癇様發作。翁視。耳聾。失
眼等を来す事あり豈に恐れざるべけむや
候
の
の
り
同