の候其他沿涼の日は懐艸を以て腹部を暖め温布を以て
部をつゝみ成可く治さぬ様にすべし。又本郷を服用したる
後嘔吐を催す事あらば安風すべし。猶ほ嘔気止まざれば里
色斑珠か。少量のブランデーを取るべし。奈何ともして服み
たる剤を吐き出さぬ様にする事肝要なり。
後の養生
膓も整はぬものなれば條虫の泄りたる事を確に見届けし
後には白粥又は二度煮の軟き飯に生鶏卵或は半烹鶏卵を
かけて捻目に食しおくべし。凡て硬くして消化悪しきもの
は一切食ふべからず。又服薬の後二週間許は健冒剤を用ひ
て胃膓を健全にせざれば餘病を惹き起すことあり。専堂特
に之を慮り一方を案じ命じて佐藤散と云ふ條虫必死剤と
共に諸意の実験を乞ふ
注意
係虫必死剤は妊婦。産後三四ヶ月間。急性腸胃
加答兒の治療中及び其全快後と雖も二三週間。及び織な
る小兒等は服用すべからず。又肉食家は毎年一二回は念に
ため小熱を服用て係虫の発生如何を撿査せられよ。
蛔虫と十二指膓虫
彌虫と十二指應血と録虫と同じく人体内に寄生りて鎌虫
こ同様なる諸種の症状を呈する害虫にして共に條虫必
病を以て駆除する事を得服用法等一切の心得は篠虫の場
合と同じければ再び贅せず。
の
り